ご依頼概要
東京都で、温浴施設向けの安全衛生・省エネ・設備保全管理サービス等を展開されている企業様より、遠隔地あるいは定期点検時以外でも、顧客課題や衛生・安全上の問題を発見し対処に繋げるITシステムツールの開発のための、融資や助成金などの資金調達についてご相談がありました。
お困りの状況・課題
以前より、クライアントである温浴施設が、衛生管理において構造的な問題を抱えている事に気付かれていましたが、現場へ出向いて点検・確認等を実施しなければ発見出来ない現状であり、遠隔地等では尚更対応が難しかった為、クライアントが日々の管理状態をスマートフォンに入力する事で、衛生管理状態を確認し、異常や問題点などを把握出来るITシステムを開発し販売する事を計画されました。
システム開発費用として3千万円程度の資金が必要となるので、補助金等を活用出来ないかご相談に見えました。しかし、以前に「ものづくり補助金」での補助を受けたことがある為、活用できる補助金があるのか? という点がお悩みでした。
ご支援内容
今回新たに始められるサービスの内容についての詳細をお伺いしたところ、以前に受けられた「ものづくり補助金」での事業とは、サービスの革新性が全く異なり斬新な新規のサービス内容でしたので、再度「ものづくり補助金」に申請・活用する事をお奨めしました。(「ものづくり補助金」は基本的には申請回数の制限がありません)
新規事業の内容をヒアリングさせて頂きながら、事業計画や申請書類の作成をご支援しました。
補助金の申請内容
「ものづくり補助金」への申請は2度目でしたが、温浴施設向けの安全衛生・省エネ・設備保全管理業務を「スマートフォンアプリで、遠隔地でもより高度に」提供できるサービスについて、その事業内容の革新性が認められたことで採択となり1,000万円の補助金受給に至りました。
【ものづくり補助金は複数回応募可能】
「ものづくり補助金」は、基本的に応募回数に制限はありません。(同一年度内は1度のみ、また審査時の減点対象となることはあります)
通常では、中小企業が利用できる最大規模の補助金です。革新的な設備投資に使えますので、積極的に活用されることをおすすめします。
また、審査の際に「加点項目」となる
・「経営革新計画」の承認
・「事業継続力強化計画」の認定
のような事項についてもご支援可能ですので、ご相談ください。